12月24日2008年 |
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シンガポール航空は豪消費者委と争う姿勢−航空貨物カルテル問題 |
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シンガポール航空が、競争相手と共謀して高い貨物運賃やサーチャージを設定することで法律を犯したと主張するオーストラリアの競争監視機関と戦う最初の航空会社となった。
オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)は裁判所に提出した書類で、シンガポール航空はイラクでのアメリカ兵の増加により食肉需要が高まるのを利用して、中東に食肉を輸出するオーストラリアの荷主に高い料金を請求したと指摘した。 これに対してシンガポール航空は来年2月12日に行なわれる最初の裁判所での意見聴取で容疑を否認する模様である。 カンタス航空と英国航空が罪を認めて2,500万ドルの罰金を支払った1週間後、ACCCはシンガポール航空による2001年から2005年までの運賃操作の捜査を本格化した。 カンタス航空と英国航空は、容疑を認めることで罰金の軽減措置を受けたが、ほかの航空会社はACCCの捜査には協力しておらず、関係書類の提出も拒否している。 (Source:
SMH, 23/12/08 "Carrier fights ACCC cartel claim")
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12月24日2008年 |
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貨物航空会社マーチン・エアーのオーストラリアへの最後のフライト |
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オーストラリアへ21年間運航してきた貨物航空会社マーチン・エアーが明日(12月23日)に最後のフライトを迎える。 同社の最後のフライトは12月23日午後1時45分にシドニー空港に到着する。
12月19日にKLMに買収されたオランダの同社は、以前シドニーとアムステルダムの間を週2回B747の貨物機で運航してきた。 同社の撤退により、ヨーロッパの貨物航空会社がオーストラリアに運航しているのは、メルボルンに週1回運航しているルクセンブルグのカーゴルックスだけとなった。
マーチン・エアーの広報担当は、「6月と7月の燃料費高騰が需要の低下につながった。 ヨーロッパの航空会社にとってオーストラリアは、長距離路線のために運航コストが高く、難しいマーケットである。 今後はアフリカと南アメリカに焦点を置く」と語った。 (Source:
LLDCN, 22/12/08 "Martinair ends Australian airfreight service tomorrow")
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12月24日2008年 |
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貨物総代理店はデルタ航空のシドニーへの就航を歓迎 |
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デルタ航空のオーストラリアの貨物総代理店であるMCH Holding社は、デルタ航空が2009年7月3日からシドニー/ロサンゼルス間を直行でデイリーで運行することを歓迎している。 デルタ航空はB777-200LRの機材を使用して運航する予定で、貨物は18トンまで搭載できる。 しかし、同路線は長距離のため、しばしば貨物の搭載に制限が出ることがあり、特にロサンゼルスからのフライトは影響を受けやすい。 MCH
Holding社のリンドマークCEOは、デルタ航空が持つアメリカでの広域なネットワークは、荷主と貨物代理店にとっても恩恵がある、と話した。 (Source:
Aircargo Asia-Pacific, 19/12/08 "Delta confirms Sydney flights") |
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12月24日2008年 |
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検疫検査局とバイオセキュリティー庁の統合案 |
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オーストラリアのバイオセキュリティー・システムの大幅な見直しの一環として、検疫検査局(AQIS:
Australian Quarantine Service)とバイオセキュリティー・オーストラリア(Biosecurity
Australia)が統合する。
これは連邦政府のトニー・バーク農林水産相が、今年初め前環境長官であったロジャー・ビール氏にオーストラリアの検疫体制の見直しを依頼し、その報告書(The
Beale Review )が今回連邦政府によって発表された。 今回のAQIS統合はこの報告者の中で推薦事項として挙げた84項の中のひとつである。 そして、専門家からなる新しいカウンシルが成立され、検疫を管轄する部署を監視する権限が与えられる。 また推薦事項になかには、現行の検疫法(Quarantine
Act 1908)を新しいバイオセキュリティー法(Biosecurity Act)に変更することも明記されている。
同報告書では、新しく統合されるバイオキュリティー庁(局)には、政府がITシステムなどの改修にに2億2,500万ドルを支援し、その後年間2億6,000万ドルを税金や諸料金などの収入でまかなってくとしている。 バーク農林水産相は、「バイオセキュリティー対策の向上には、農家のひとたちにも協力をお願いしたい。 それによって諸料金の見直しが行なわれるのも事実である」と語った。
* Biosecurity Australia: オーストラリア政府農林水産省に属する機関で、オーストラリアに入ってくる動植物に関する検査制度、及びこれを統括する政策庁。
(Source: ABC, 18/12/08 "AQIS and Biosecurity to merge") |
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12月24日2008年 |
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好調なコンテナー取扱量に陰り − メルボルン港 |
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メルボルン港湾公社のコンテナー取り扱い量の連続成長記録がここに来て終わりに来た。 日刊紙エイジ紙は、同公社のスティーブン・ブラッドフォードCEOが、「11月までの過去12ヶ月間のコンテナー取り扱い量は、前年同期と比べて8.5%増加し、特に10月は過去最高の21万個(teu)を記録した。 しかし11月は経済減速により3.2%減少する結果となった。 今まではコンテナー取り扱い量の年間成長率は8%であったが、今後2年間は1%-2%.になる見込みである」と話したと、報道している。 (Source:
LLDCN, 17/12/08 "November sees first downturn in Melbourne container
throughput") |
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12月24日2008年 |
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オーストラリア産トマトを一時輸入禁止に − ニュージーランド |
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ニュージーランド政府は、ミバエの燻蒸消毒に使用する化学薬品ジメトエート(Dimethoate)の形跡が見当たらないことから、すべてのオーストラリア産トマトの輸入を禁止した。
国営放送局のABCは、トマト業界はオーストラリア検疫検査局(AQIS)と協力して解決策を講じるとし、AQISはニュージーランド当局の報告書を出来るだけ早く入手して検討すると報道した。 AQISは、なぜニュージーランド・バイオセキュリティ庁(MAFBNZ:
Ministry of Agriculture and Forestry Biosecurity New Zealand)がジメトエートが検出できなかったのかは不明としている。 オーストラリア産トマトの主な輸出時期は、ニュージーランド産トマトが少なくなる4月から10月である。 (Source:
LLDCN, 18/12/08 "NZ bans Australian tomatoes") |
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12月17日2008年 |
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貨物運賃カルテル問題で航空会社13社を提訴−NZ商務委員会 |
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ニュージーランドの競争監視機関は、航空貨物マーケットにおいてカルテルを結んだ容疑で国際線航空会社13社を提訴すると発表した。 ニュージーランド商務委員会(New
Zealand Commerce Commission)のポーラ・レブストック会長は、「英国航空、ユナイテッド航空、日本航空、カンタス航空、ニュージーランド航空を含む航空会社13社は、共謀して貨物運賃を引き上げ、ニュージーランド経済に広範囲に渡り損害を与えた。 これにより、輸出業者や輸入業者のコストが増え、その結果多くの商品価格が上昇した」と語った。 しかし、ニュージーランド航空はこの容疑を強く否定してる。
同委員会は、これらの航空会社は、過去7年間以上に渡り、ニュージーランドの輸入貨物や輸出貨物の航空運賃を、燃油サーチャージを科すことで引き上げることを共謀したとしている。 この不正な燃油サーチャージは2000年から2006年まで続き、総額29億ドルが航空会社の収入となった。
この航空運賃のカルテル問題に関しては、各国の競争監視機関も航空会社に対して同様の対応をしており、アメリカの裁判所はカルテルに参加した9社に総額12億USドルの罰金を科す判決を出している。 一方オーストラリアは今月、カンタス航空に2,000万ドル、英国航空に500万ドルの罰金の支払い命令を出している。 ニュージーランド商務委員会が提訴した航空会社はすでに述べている航空会社以外は、ガルーダ・インドネシア航空、キャセイ・パシフィック航空、マレーシア航空、シンガポール航空、大韓航空、タイ航空、カーゴルックス航空である。 (Source:
Daily Telegraph/AAP, 15/12/08 "NA takes Qantas, Air NZ to court for
price fixing cartel")
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12月17日2008年 |
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カンタス航空に罰金2,000万ドルの支払い命令−貨物カルテル問題 |
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オーストラリア連邦裁判所は、取引慣行法(Trade Practices Act)の不正価格操作についての規定に違反したとして、カンタス航空に2,000万ドルの罰金の支払いを命じた。 これはオーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)が、カンタス航空が2002年から2006年にかけてほかの航空会社と共謀して貨物の燃油サーチャージを課した容疑で、2008年10月に提訴していた。
ACCCによると、カンタス航空は他社の航空会社と繰り返し協議を行なって燃油サーチャージを引き上げていたことを認めている。 今回の2,000万ドルの罰金は、ACCCが過去に不正価格操作で告発したなかで、2番目に大きな金額となった。 (Source:
SMH/AAP, 11/12/08 "Qantas cops $20m fine for price fixing")
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12月17日2008年 |
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豪州ではアイルランド産豚肉製品の輸入実績なし − 豪農業省 |
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連邦政府農業省は、オーストラリアの消費者にアイルランド産ダイオキシン汚染豚肉についてパニックになる必要がないと発表した。 アイルランド政府は、ダイオキシンに汚染された豚肉を世界25ヶ国に輸出しているとしている。 しかし、連邦政府農業省は、オーストラリアは海外から一部豚肉製品を輸入しているが、アイルランド産はないとしている。 (Source:
ABC, 08/12/08 "Aust 'safe' from Irish pork scare")
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12月17日2008年 |
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クリスマス休日に貨物倉庫料無料期間 − カンタス航空 |
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カンタス航空貨物は、クリスマス休日とボクシング・デイ休日期間の無料倉庫料を発表した。
* 貨物が12月23日に到着の場合
12月24日、25日、26日は無料期間となり、12月27日から倉庫料が計算される。
* 貨物が12月24日に到着の場合
12月25日、26日、27日は無料期間となり、12月28日から倉庫料が計算される。
* 貨物が12月25日に到着の場合
12月26日、27日は無料期間となり、12月28日から倉庫料が計算される。
* 貨物が12月26日に到着の場合
12月27日は無料期間となり、12月28日から倉庫料が計算される。
なお、元日の倉庫料の免除はない。 オーストラリア全国のカンタス航空の貨物ターミナルは休日でも営業をしているが、営業時間の短縮の可能性がある。 (Source:
Mr.Robert Lugton's Letter, 09/12/08 "Free Christmas Storage at Qantas
Freight Terminals") |
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12月17日2008年 |
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生きたリスを郵便にて密輸入 − 豪税関 |
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オーストラリア税関は、シドニー北部のハーボード地区の住宅を捜査し、海外から郵便で不正に密輸された生きたリスを押収した。 このリスは、12月2日にシドニーのクライド地区にある国際郵便センターで、海外から到着した郵便物の中に入っていたのを税関職員が発見した。 この郵便物はインドネシアのバリから発送されており、内容物はDVDと申告されていた。 税関職員がエックス線で検査したところ、リスが隠されていた。 今回の家宅捜査は、オーストラリア検疫検査局と第一次産業省、ニューサウスウェールズ州警察の協力のもとで実施された。
税関の調査部門のナショナル・マネージャーのRichard Janeczko氏は、「税関は、連邦政府と州政府の当局とともに、海外からオーストラリアに病気が流入することを阻止するために働いている。 オーストラリアは世界で最も厳しい野生生物保護に関する法律ある。 今回の例で言うと、リスは郵便で輸送中は箱の中で監禁状態であり、発見後すぐに死んだ。 このような密輸は動物虐待に値する。 またオーストラリアへ動物を密輸輸入することは検疫上の問題があり、オーストラリアの自然環境に致命的な病気を持ち込む可能性がある」と話した。
今回のような犯罪には、1999年環境・生物多様性保護法(Environment Protection
and Biodiversity Conservation Act 1999)により、最高10年間の懲役か11万ドルの罰金、または両方が科せられる。.
(Source: Australian Customs Service, 10/12/08 "Customs uncovers squirrel
smuggling attempt")
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12月10日2008年 |
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シーメンスとのロジスティック契約を更新し関係強化−豪シェンカー |
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ロジスティック企業のシェンカー・オーストラリア社は、医療機器を扱うシーメンス社との関係を強化していくと発表した。 同社のサービスは、シーメンス社のオーストラリアとニュージーランドのすべての海外と国内の輸入と輸出、そして国内配達を行なっている。
同社のロン・コーラーCEOは、「我々は、シーメンス社のオーストラリアとニュ-ジーランドの輸出と輸入の契約を締結していることを誇りに思う。 我々が今まで医療機器ビジネスの需要に対応し、開発してきたノウハウを、今後シーメンス社のほかの製品のサプライ・チェーンにも適用していくつもりである。 今回ロジスティック契約を更新したことは、過去2年間のシーメンス社のサプライ・チェーンに改善が出来たことと、貨物輸送に関して環境への影響を軽減できた結果と思っている。 親会社のDB
Schenker社とシーメンス社との間の電子インターフェースの開発は、書類の削減に貢献し、タイムリーな領収書や請求書の発行など関係する書類をすべて電子的に行なう」と話した。
シーメンス社のジェフ・コノリーCFOは、「シーメンス社の医療機器の貨物輸送、倉庫作業、ディストリビューション、また1990年後半からの大型プロジェクトのサービスにより、我々はシェンカー・オーストラリア社との関係をより強化してきた」と話した。 (Source:
LLDCN, 04/12/08 "Schenker Australia extends Siemens medical link") |
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12月10日2008年 |
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大手鉄鉱石輸出業者の輸出取引条件が本船渡し(FOB)に変更 |
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海上バルク運賃の急落が、オーストラリアの採鉱会社Fortescue Metals Groupが西オーストラリア州Pilbaraからの鉄鉱石の輸出貨物を一時停止する決定につながった。
同社は今日、現在ある輸出契約の3分の2の取引条件を本船渡し(FOB:Free
on board)に変更し、顧客が Port Headlandにある同社のAnderson Pointの施設からの輸送を手配することになったと発表した。 残り3分の1の輸出契約分については同社が引き続き輸送の責任を負う。 今回の動きは、第一次産品の需要の低迷、鉄製品の生産量の減少、そして船会社による輸送能力の過剰供給により世界的に貨物運賃が急落したことを受けたものである。
同社は、輸出の一時停止は取引契約の変更のためで、同社の輸出マーケティング・プランには影響せず、計画されている輸出量には変わりはない。 ただ、取引条件が商品の代金に輸送費を含んだCFR
(cost and freight)契約と本船渡し(FOB:Free on board)の契約に分かれただけであるとしている。 (Source:
LLDCN, 05/12/08 "Fortescue to shift to FOB amid shipping rates decline")
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12月10日2008年 |
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4トンのカバ(Kava)の密輸を摘発 − 豪税関 |
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オーストラリア税関職員は、カバの木の根から作る中毒性の粉末カバ(カバカバ、Kava)を不正に4トンも輸入したとして捜査し、それらのカバを押収した。 カバ(カバカバ、Kava)は、昔からオーストラリア北部や南太平洋の島々で儀式用や社交用として飲用されている。 今回の捜査が始まったのは今年の11月20日で、シドニーのボタニー港で税関職員がトンガからの海上冷蔵コンテナーを調べた結果、申告されていたタロイモとヤムイモ以外に176袋のカバが発見された。 豪税関のRichard
Janeczko氏は、「カバの'輸入規制は昨年6月から強化された。 今回の不正申告とカバの押収量の大きさに、我々は関心を持っている。 個人的な使用や科学的な目的以外の目的や、規定量をこえるカバの輸入は法律で禁止されている。 この規制は、特にオーストラリア先住民による乱用や健康への被害を防ぐために必要とされている。 オーストラリアに入国する18歳以上の旅客は、手荷物としてひとり2キロまでのカバの輸入が認められている。 この少量の特別措置は、カバは伝統的に南太平洋の島々の人たちが儀式用に使用することを考慮したものである」と話した。 カバの密輸は、オーストラリアの関税法(輸入禁止品)で最高11万ドルの罰金が科せられる。 (Source:
Australian Customs Service, 05/12/08 "Customs intercepts four tonnes
of kava")
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12月10日2008年 |
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貨物室の犬がケーブルを噛みフライトに遅れ − カンタス航空 |
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先週末、メルボルンからロサンゼルスに向かうカンタス航空の旅客たちは、犬によってフライトの出発の遅れを余儀なくされた。 昨日カンタス機の貨物室に搭載された犬が機内のケーブルを噛み、予定の午後に出発することが出来なかった。 旅客たちは修理のためにホテルで一泊し、今日正午にロサンゼルスに向かって出発した。 (Source:
ABC, 07/12/08 "Dog causes Qantas delay") |
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12月10日2008年 |
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豪州/NZ間に新しい貨物航空会社が誕生? |
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オーストラリアとニュージーランド間をほぼ毎夜出発する新しい貨物航空会社が表れ、一部の南太平洋諸国へも運航する。 この新しい貨物航空会社の名前はTasman
Cargo Airlinesで、前身はAsian Express Airlinesである。
Asian Express Airlinesの主要機であるB727貨物機は、”Jedi”の愛称で親しまれ、機体には輸送の委託を受けているDHL社の塗装がなされている。 ”Jedi”はニュージーランドのオークランド国際航空を基地としているが、時差の関係で、オーストラリアからオークランドへは夜間の運航になる。
同社の本社はオーストラリアとなる。 オーストラリアの航空法では、社名の変更には国際航空委員会(IASC:International
Air Services Commission)の許可が必要である。 許可は迅速におり、名前以外はすべて現状のままで、オーナー、役員、運航スケジュールも変更はない。 同社のオーナーは、前身のAsian
Express Airlinesと同じで、オーストラリアの個人の株主が合わせて51%の株式を保有している。 (Source:
Aircargo Asia-Pacific, 03/12/08 "‘New’ carrier on Tasman") |
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12月03日2008年 |
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4トンのサメを積む不法外国漁船を逮捕 − 豪税関 |
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オーストラリアの税関船”Botany Bay ”号に乗船する税関職員は、4トンのフカヒレを搭載した不法外国漁船を拿捕した。 11月23日に税関の沿岸偵察機がこの漁船を発見し、”Botany
Bay ”号がAshmore Reefの.東6.6海里でこの漁船を拿捕した。 その後の調べで、この漁船はパプアニューギニア船籍で、乗組員が15名いることが判明した。 この漁船は、オーストラリア漁業海域で延縄漁をしているところを逮捕され、4トンのサメ、20個のサメのあご、20匹のマグロ、20匹の大型魚を持っていた。 同漁船は”Botany
Bay ”号によって付き添われケアンズに寄港した。 国境警備を行なうBorder
Protection Commandのデメントリオ・ヴェテリ副司令官は、「外国漁船による不法操業は、オーストラリアの水産資源に不安定な影響を及ぼすなど、さまざまなリスクがある。 不法漁船とその乗組員は、オーストラリアに環境上、検疫上、健康上、警備上の脅威を与える」と話した。 (Source:
Australian Customs Service, 28/11/08 "4 tonnes of finned shark found
on illegal fishing vessel")
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12月03日2008年 |
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税関のコンピューターシステムが3時間に渡り故障 − 豪税関 |
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オーストラリア税関は、突然の統合貨物システム(ICS:Integrated Cargo
System )の不具合により、輸入と輸出の作業に支障が出たと昨日(11月27日)発表した。 電子的にデータ・メッセージをやりとりする作業に、11月27日午前9時17分に不具合が発生し、午後12時35分には復旧した。
豪税関の広報担当は、「不具合が発生した間、税関は貨物作業への混乱を最低限に抑えるために、業務継続計画(Business
Continuity Plan)を立ち上げ、迅速にこの不具合に対応することができた」と話した。 豪税関は現在今回の不具合の原因について調査を行なっており、今日はその原因についてはコメントを避けたが、2005年に統合貨物システムを導入してから、このシステムの有効性は99%以上に達していると説明している。
前回に不具合が発生したのは今年10月8日で、輸出の作業だけに影響が生じて、4時間半後には復旧している。 同広報担当はまた、「今回の不具合は、2005年に統合貨物システムの輸入システムが導入された際に起きた問題を除けは、まれなケースである。 税関は貨物支援ウェブサイトや統合貨物システムのメッセージを通じて、最新の情報を提供してきた。 我々は貨物業界の方々に、もしコンピューター上で税関からの応答がなければ、11月27日の午前9時17分から10時54分の間に送信したメッセージを再度送信して欲しいとお願いしている。」と語った。 (Source: LLDCN,
28/11/08 "Integrated Cargo System out for three hours, Customs says")
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12月03日2008年 |
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ヴァージン航空が貨物のグラハンにAaEを指名 − シドニー |
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ヴァージン・アトランティック航空・貨物は、シドニーでのグランド・ハンドリング業務を12月1日からオーストラリアン・エア・エクスプレス(AaE)
に委託することになった。 同社は現在、シドニー/ロンドン間を香港経由で毎日運行している。
今回の委託に関して、AaEのインターナショナル部門ゼネラル・マネージャーのロバート・ブラウン氏は、「今回のヴァージン・アトランティック航空・貨物によるシドニーでのグランド・ハンドリング会社の選択に関して、大変競争が激しい中、AaEが選ばれたことを嬉しく思う。 我々はAaEとヴァージン・アトランティック航空・貨物との提携が最もふさわしいパートナーシップの関係と信じており、ヴァージン・アトランティック航空・貨物の顧客に素晴らしいサービスが提供できるように、共に頑張っていきたい」と話した。 (Source:
Aircargo Asia-Pacific, 27/11/08 "AaE wins Virgin contract")
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