シンガポール航空が、競争相手と共謀して高い貨物運賃やサーチャージを設定することで法律を犯したと主張するオーストラリアの競争監視機関と戦う最初の航空会社となった。 
  オーストラリア自由競争・消費者委員会(ACCC)は裁判所に提出した書類で、シンガポール航空はイラクでのアメリカ兵の増加により食肉需要が高まるのを利用して、中東に食肉を輸出するオーストラリアの荷主に高い料金を請求したと指摘した。 これに対してシンガポール航空は来年2月12日に行なわれる最初の裁判所での意見聴取で容疑を否認する模様である。 カンタス航空と英国航空が罪を認めて2,500万ドルの罰金を支払った1週間後、ACCCはシンガポール航空による2001年から2005年までの運賃操作の捜査を本格化した。 カンタス航空と英国航空は、容疑を認めることで罰金の軽減措置を受けたが、ほかの航空会社はACCCの捜査には協力しておらず、関係書類の提出も拒否している。 (Source: SMH, 23/12/08 "Carrier fights ACCC cartel claim")